【関西寺社巡り】青紅葉めぐり(北野天満宮史跡御土居・瑠璃光院)
青紅葉めぐり(北野天満宮史跡御土居・瑠璃光院) 京都市
5月後半から6月初旬までの京都観光お勧めは「青紅葉めぐり」です。
コロナが少し落ち着いたので、5月下旬に仕事の打ち合わせを兼ねて今年初の京都観光に出かけることになったため、躑躅やサツキが見頃を終え紫陽花には早いこの季節、どこか素敵なスポットはないかと調べたところ、「青紅葉」が素晴らしいということで、欲張って二か所、訪れました。
- 北野天満宮史跡御土居(京都市上京区)
御土居(おどい)とは豊臣秀吉が外敵の襲来に備えたり、川の氾濫から市中を守るために京都の中心をぐるっと取り囲む形で築いた土塁です。今ではほとんどが崩れてしまいましたが、北野天満宮の御土居は当時の様相を残し、梅や紅葉の名所として知られています。梅の季節には何度か訪れたことのある北野天満宮ですがこの季節は初めてで、「青紅葉」を目的としてどこかに足を運んだのもこちらが初めてでした。
まあ、そのすがすがしさといったら、他の季節にはない言葉にしがたいもので、なぜ、この歳になるまで紅葉は秋と決めつけていたのだろうと、新たな発見をした気分です。
【御土居の入口】
【北野天満宮の御土居】
- 瑠璃光院(京都市 八瀬)
こちらの瑠璃光院はインスタ映えスポットとして若い人たちにとても人気がある寺院です。この日も午前中は平日に関わらず行列だったとのこと。もしかしたら午前中の方が映える写真が撮れるのかもしれませんね。
【山門】
【書院の写経机に映りこむ青紅葉】
瑠璃光院は、大海人皇子(天武天皇)がこの地の釜風呂で傷を癒したという伝承が残る、三条実美公ゆかりの寺院です。長い間知られざる名刹でしたが、近年、季節限定で一般公開されるようになったということです。ハッと息をのむのは書院2階の写経机に映りこむ青紅葉。インスタしていない私でも写真を撮りまくりたくなる美しさです。秋の燃える紅葉もさぞかし心打たれるのだろうと想像がつきます。
「瑠璃の庭」「臥龍の庭」と名付けられた庭園もいつまでもその前で佇んでいたくなるほど鮮やかな緑でした。ただ、平日なのに人が多い。お互いに皆が思っていることでしょう。拝観料は他の寺院の2,3倍と驚きますが、季節限定のこの美しさと、併設の「ルイ・イカール美術館」の入館もついているので納得感はあるかな、という感じです。
御土居も瑠璃光院も季節限定。瑠璃光院は今年は6月13日(月)までですので、ご興味ある方はお急ぎください!