クリニック・動物病院における集患のトレンドと医療接遇研修
近年、新規患者さんの集患においてGoogle MAP経由が増えたことはご存じでしょうか? Google MAPと言えば、レストランなど店舗を探す際によく用いられてきました。自宅近くや、自分が今いる場所に限定して探せるメリットがあります。
クリニック・動物病院の院長先生の中でも医師らがグーグルマップへの不当な口コミ投稿による権利侵害でGoogleを提訴したニュースに注目されている方は多いのではないでしょう?このように提訴するほどに、集患・来院に使われているということでもあります。
本日はGoogle MAPのトレンドと、集患・再来院率アップのための接遇研修について触れていこうと思います。
新患の集患対策トレンド
クリニック・動物病院様の患者様(飼い主様)は、一般の方です。一般の方が、店舗を探すように、クリニックを探す際もGoogle MAPを使う事が増えました。もちろん、いわゆるクリニック・病院検索サイトや病院口コミ検索サイトなどを使うケースもありますが、併用している方も少なくありません。
例えば、「東大阪市の動物病院を探したい」という人が、Google MAPで「東大阪市 動物病院」と入力すると、このような結果が出ます。Googleが総合的に判断して、上からおススメの動物病院順に並べています。
2024年4月の検索結果
そのため、上位に表示されたり、口コミが良い場合、来院する人が増えるという仕組みです。
Google MAPには自院が、写真・クリニック名・住所・診療内容・ホームページ・診療時間などを無料登録できます。その後、実際に来院した患者さんが口コミや写真を追加していく仕組みで、クリニック・動物病院様側で、悪い口コミを削除することが基本的にはできませんので、いかに良い口コミを沢山書いてもらうか、が集患の鍵になります。
集患と再来院率アップに欠かせない医療接遇研修
良い口コミを増やし、集患につなげ、また再来院率アップするには、好印象につながる接遇が欠かせません。診療技術が高いだけでなく、患者さん側の不安に寄り添い、コミュニケーションも患者さん目線で分かりやすいことで、患者さんは安心し好印象を抱きます。
また良い診療をしていても、院内の誰か一人のコミュニケーションが不適切だと、悪い口コミが増え、結果的にクリニック・動物病院様の運営に支障をきたすという最悪の可能性もあります。全員の接遇スキルを平準化することも大切です。
接遇力アップのメリットは
- 好印象アップの医療接遇で良い口コミを増やせる
- 良い口コミを増やし集患につながる
- 院長先生からスタッフまで全員の接遇力の平準化をすることで悪い口コミが減る
という好循環をつくることで、今や経営上の重要課題となっています。
すでに医療接遇研修を導入されているクリニック・動物病院様でも、人は時間がたつと忘れてしまうといった特性もあるため、年1回など定期的に実施されることをお勧めします。
まだ医療接遇研修を導入されていないクリニック・動物病院様では、ぜひまずは一度取り入れてみてはいかがでしょうか。
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