クリニック開業前に社労士を探す
大阪を中心とする近畿圏でクリニックの開業前の人事労務のコンサルティングをしている女性社労士、二上です。本日は、クリニック開業前に社労士を探す際の、チェックポイントをご紹介します。
今は、起業でもクリニック開業でも、その手続きが何でもデジタルで効率的にできるようになりました。特に、若い方を中心に、クリニックを開業される院長先生も、開業に関する実務をデジタルを使いご自分でされる方が増えてきたと実感しています。医師の先生は診療以外に経営面でも何でもこなせる方が多いので、それも手段としてはひとつですが、ただ、ご自分で何でもされてしまうことが経営の最適化につながるとは限りません。
開業前に社労士含めた専門家を探すメリット
開業コンサルタント以外に、開業前の早い段階で社会保険労務士を探される先生が最近多くなってきています。なぜでしょうか?
ひとり起業やスタートアップと異なり、クリニックでは開業時点から数名のスタッフを雇用する必要があります。また、人事労務に関する様々なトラブルがニュースになっています。ですので、税理士や行政書士などの他士業の開業手続きとともに、人の事に関するアドバイスが開業前に必要となります。
社労士に依頼するメリットとして大きいのは、最終的には医院経営に専念できる、ということです。人事労務手続きはもちろんですが、特に「人」に関することは、「マインドシェア」を占有してしまうことがあります。マインドシェアとは、頭の中で考えている事が占める割合。経営者である院長先生が、人に関して心配することが多いと、どうしても医師としての診療や経営者としての集患に関するマインドシェアが小さくなってしまいがちです。
ですから、
- 雇用時に社労士が一緒に入ることで、多面的に雇用するスタッフを見ることができる
- シフト制(変形労働時間制など)や診療時間に関して相談することができる
- 長く働いてもらえる労働条件を一緒に検討できる
- 就業規則を作成し事前に働きやすい環境を一緒に整えることができる
- 従業員とのトラブルを防止できるような対策を前もってドバイスしてもらうことができる
このような検討を行うパートナーとしては、社労士を顧問として置いておくと安心して、医療経営に専念できます。
※社労士以外に必要となる専門家
開業手続きや税務相談も必要になりますので、そういった意味では、下記の専門家へ開業前に相談します。
- 医療コンサルタント(不動産専門家との連携含む)
- 税理士
- 司法書士
- 行政書士
追加的に、下記の専門家も必要になることがあります。
- 弁護士
- デジタルマーケティングの専門家(HP作成なども含む)
※当事務所でも信頼できる他専門家のご紹介もさせていただいています。
クリニック開業前に社労士を選ぶチェックポイント
開業後も長くお付き合いするのが社労士です。組織のトップである院長先生は、職員には経営の相談が難しいため医院経営の「人に関する相談」に気軽に乗ってくれるパートナーは心強いものです。
社労士を選ぶチェックポイントをご紹介します。
- クリニック開業前の社労士業務に携わった実績がある
- クリニックを開業する院長先生の立場にたって説明してくれる
- 届出などの実務だけでなく、クリニックの人事労務の相談ができる
- 対面や電話などのコミュニケーションがスムーズ
- 女性スタッフが多い場合、出産など女性ならではの働きやすさを女性社労士なら相談しやすい
- 料金と支援内容が見合っており、納得感がある
社労士の中でもクリニックの支援ができる、そして「人に関する相談」に適したパートナーとして選ぶのが良いでしょう。
当事務所のクリニック支援内容はこちらです>>>。
初めての雇用支援(1年間特別価格)やお客様の声もご紹介しています。