思いがけないおもてなし(大阪府の金属加工メーカー様)
3年ほど前から、月に数回、地域産業保健センターのコーディネーターとしての仕事をしています。産業医の先生が50人未満の事業所を訪問し、健康診断の結果に基づく意見聴取をされる際の補助の仕事です。社労士の立場から労務管理の話も時々させていただいています。
社員の健康に本当に気を使われている会社もありますし、毎年のルーティーンワークのように淡々と対応される会社もありますが、先日、訪問した会社様で思いがけないおもてなしを受け、心が洗われるような気持になりました。
健康診断の結果についてのお話が終わり片付けを始めていたところ、担当の方から「昨年、高卒の新入社員が入ってきたのですが、彼女が高校で茶道部だったんですよ。これからお茶を立てますので少しお待ちください」と言われ、可愛らしい女性社員がお抹茶をふるまってくれたのです。
※写真はイメージです
社員の皆さんがおやつにされるチョコレートを味わった後、私にとっては本当に久しぶりに薄茶をいただきました。ほっこりとした気分とはまさにこのこと、先生もとてもうれしそう。こちらの会社様では彼女の入社以来、お客様にこのお抹茶のおもてなしを行っているそうで、会社の売りにしていこうかな、などと冗談交じりに担当の方がおっしゃっていました。
思いがけないおもてなしは本当にうれしいもの。そして、お抹茶には人の心を和らげる不思議な力があることを改めて感じました。クレームを言いそうなお客様や、機嫌の悪そうな相手には先にお茶をふるまったらいいね、などと皆で笑いあっていました。
そういえば、私も20代のころ、裏千家の教室に通ってお茶を習っていました。すっかり遠ざかっていますが時間をつくってまた習ってみたいです。素敵な時間をいただき会社様に感謝です。
※当事務所では、産業医の先生のご紹介を行っています。また、労務管理の観点から社員様の健康管理についてのご相談も承っています。健康診断の結果について産業医の先生からお話をお聞きになりたい事業所様は、地域の産業保健センターにお問い合わせください。
06-6944-1191
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奈良産業保健総合支援センター
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